最初のWIKIPLUSが産声をあげた2005年9月以来、WIKIPLUSは絶えず操作性を追求し続けてきました。
ウェブサイトの更新を難しくしてはならない。エンタープライズのウェブサイトにおいてもそれは同じ。
その想いで10年の月日を紡いできました。
きっかけは「このページのここを変えたいんだけどどうすればいい?」という質問でした。最初のWIKIPLUSはこんな何気ない言葉から始まったのです。
「URLが『index.html』だから、そのファイルをFTPでダウンロードして…」
「『URL』?『index.html』?『FTP』…?」
ウェブページの一部を変えたいだけなのに、たくさんの知識を持たなければならない。
コンピューターにはこのような暗黙のルールがたくさんあります。でもこれはシステムを作った製作者の都合。そしてこルールをたくさん知っている人がコンピューターが得意な人。ウェブサイトの更新は難しいものになってしまいました。
でも本当は難しくないはずなのです。それに難しいことは隠してしまえばいい。目にして気になった「ここ」の鉛筆マークを触るだけで、すぐに編集が始まります。
エンタープライズのツールにとって役割を分担できることは本当に重要なこと。ウェブサイトという様々な要素が集まった楽曲を美しく奏でるためには、やはり様々なアクターが様々な役割を担います。
例えばコンテンツ担当、マーケティング担当、デザイン担当、ワークフロー担当、サーバー運用担当などなど…。
様々なアクターが協調しながら分業できるのなら、ウェブサイトのカットオーバーはもっと早くなるはずです。
ほら、コンテンツ担当のあなたがライティングに一生懸命な間に、デザイナーがまたページに彩りを与えました。
企業の「顔」であるウェブサイトのページ公開にはワークフローが必要です。
「あのページはAさんが担当で、このページはBさん、Cさんは両方で…」
「全部D部長の承認がいるけど、公開するのは私とEさんのどちらか」
「IR情報は役員以外は公開前に見えるのはまずい…」
ウェブサイトのワークフローは重要ですが、組織によりその最適な形は異なります。だから、ワークフローには柔軟な設計と簡単な運用が求められます。
そしてロールとアクセスコントロール。誰がどのグループに属するのか?どのページにアクセスできるのか?単なるアクセスレベルではない、きめ細かな運用が本当に必要なウェブサイトになるのです。
企業の顔だからこそ、大切にしたいもの。それがウェブサイトです。
でも残念ながら、さまざまな攻撃に晒され、常にサーバダウンや改ざんの危機にあります。
攻撃されやすいのか?されにくいのか?改ざんから守られやすいのか、どうなのか?
導入部門としてはとても気になることですが、想定外の攻撃が存在する時代である以上、残念ながら100%とは言えません。
それでも、ただ一つ言えることはあります。
『極めて攻撃には強い部類のCMSは存在するということ。』
『コンピュータが速くなってきてるから、システムの速度なんてどうも良い。』
そんなことを思っていませんか?それは、ほんの少し過去のこと。
昨今のコンピュータの速度変化は鈍化していますし、クラウドの時代では「計算量をすこし」借りるのが日常となりました。
たとえば今、1秒間に100人アクセスできるようなクラウドのサーバーを用意したとして、もし、WIKIPLUSが2倍速になれば、1秒間に200人受け付けられますよね?
逆に言えば、半分のリソースのクラウドのサーバーでも1秒間に100人受け付けられるということ。
もちろん速くなれば利用者は快適です。でもそれ以上に、コスト削減にも大きく影響するんです。
昨今のシステムは大抵クラウドの上で作られていますから、クラウドに合わせた設計であるべきです。
たとえば、専用機とは違う遅いストレージに合わせて、ストレージになるべく負荷をかけない設計。
メモリだって少なければコスト削減にも影響します。
今日は、アクセス量が増えるからクラウドコンピューティングサービスを一時的に借りて、たくさんのトラフィックを捌くようにすることもできるでしょう。
ほら、意外とクラウドに最適化されたことは数多くあるんです。
もちろん、InfiniCloudのWIKIPLUS専用クラウドサービスだって負けない性能が出ます。クラウドに最適なソフトウェアとして設計しているんですから。
この10年間、様々なCMSが生まれ消えていきました。その中でWIKIPLUSは生き続けています。
この間、本当に多くの人達にWIKIPLUSに触れていただき、ご意見をいただきました。
それらのご意見から、進化したWIKIPLUS Ver.4.0。
『かつてない最高のWIKIPLUS』。これが我々の答えです。